熱中症になりやすい季節になりました。
熱中症は重篤になると死に至ったり、脳に障害が残る怖い病気です。
熱中症は一年を通してなりますが、
体が暑さに慣れていない梅雨明け直後に熱中症事故が多発しています。
平成28年6~9月の熱中症による死亡者は579人(概数)にのぼります。
(厚生労働省平成28年人口動態統計月報)
しっかり意識することで、熱中症は防げます。
今日から対策を始めましょう!
その他忘れてはいけない「隠れ脱水」という状態もあります。
次のような症状があるとき、隠れ脱水かもしれません。
隠れ脱水は必ずしものどが渇くとは限らないので、注意が必要です。
つまり、日差しがなくてもどこでも熱中症になる可能性があるのです。
特に65歳以上の高齢者の場合、半数以上が住宅での発症なのです。
また、見落としがちなのは車の運転中です。
クーラーの効いた車内はのどが渇いたと感じにくく、脱水しやすい環境です。
運転中も水分補給を忘れないようにしましょう。
大切なことは、「のどが渇く前に水分補給!」です。
外出する時は必ずお水や麦茶を持って出かけるようにしましょう。
休憩時間をこまめにとり、20分おきには水分補給するようにしましょう。
コーヒーやお酒は利尿作用があり、飲んだあと体の水分が失われるので、飲んだあとにはお水を別に飲まれることをおすすめします。
お水や麦茶を普段から少しずつ一日計1.5リットルは飲むようにしましょう。
一度にがぶ飲みするのではなく、小さいコップに一杯(150ml)ほどをこまめに飲むように習慣づけましょう。
もちろんのどが渇いたときはいつでも飲んでください。
汗がたくさん出るときは、2倍に薄めたスポーツドリンクを飲んだり、休憩に薄めのお味噌汁やスープを取り入れると、ナトリウムが入っているので、体内への水分吸収がスムーズにできます。
熱中症は症状の悪化が急速に進む場合があります。
声をかけても反応がおかしい、自力で水が飲めないときはためらわず救急車を呼びましょう。
救急車を待つ間も衣服をゆるめ、タオルでくるんだ保冷剤で首回り、わきの下、足の付け根など、動脈が触れる場所を冷やしながら待ちましょう。
また、救急車を呼ぶほどではなくても、しんどい時は重症化を防ぐためにも必ず病院の外来を受診しましょう。
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