健康ワンポイント

新型コロナウイルス感染予防対策

1人1人の行動が重要な鍵となります。新型コロナ感染症への対処とその感染防止対策についてお伝えします。

新型コロナウイルス感染症(Covid-19)とはどんな病気?

新しいタイプのコロナウイルスが原因です。主に飛沫感染と接触感染で感染していきます。

発症すると味覚障害、発熱や咳、呼吸困難、強いだるさが現れます。高齢者や喘息、糖尿病、心臓疾患などの持病を持たれている方が感染すると重篤になりやすく注意が必要だといわれています。一方で、感染しても症状が出ない人もいます。新型コロナウイルスに感染した方のほとんどは軽症で自然治癒しますが、症状が悪化した場合は入院し、症状に対する治療をします。改正特別措置法の感染症になります。

新型コロナウイルス感染症予防、基本は3つ

新型コロナウイルスの感染を防ぐには、日頃の生活において次の3つの基本を守ることが大切です。そのための、「新しい生活様式」を厚生労働省は提言しています。

基本1.3密を避けて、感染拡大を防ぐ

新型コロナのウイルス感染症は、3つの条件がそろう場所で集団発生のリスクが高まります。

  • ①換気の悪い閉空間
    こまめに換気
  • ②多数が集まる集場所
    できるだけさける、マスクの着用毎朝の体温測定と健康状態のチェック。
  • ③間近での会話や発生をする接場面
    人との間隔はできるだけ2mをとる。マスクの着用。

特に、「5つの場面」には、気を付けましょう。

  • ①飲食を伴う懇親会
  • ②大人数や長時間の飲食
  • ③マスクなしの会話
  • ④狭い空間での共同生活(寮や部屋、トイレなどの共用部分)
  • ⑤居場所の切り替わり(休憩室・更衣室・喫煙所など)

新型コロナウイルスへの対策として、クラスターの発生を防止することが重要です。イベントや集会で「3つの密」が重ならないように注意をしましょう。

新型コロナウイルス感染症の感染予防と拡大防止のために次の予防法を実践しましょう。

基本2.正しい手の洗い方

(厚生労働省-手洗い-より引用)

  • ※ハンドソープ使用で30秒間正しい洗い方をすれば、100万個あったウイルスは1/1万に減ります。手洗いがすぐにできない状況では、アルコール消毒液も有効です。アルコールは、ウイルスの「膜」を壊すことで無毒化するものです。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)とWHO(世界保健機関)のガイドラインでは、アルコール1mlのものを2プッシュ、20~30秒間擦り合わせることが推奨されています。
    2プッシュ(約2ml)で92.8%の除菌効果があるとも報告されています。
    外出先でもすぐに使用できるよう、消毒液を携帯することが望ましいです。
基本3.マスクの着用の仕方
正しいマスクのつけ方

(厚生労働省-新型コロナウイルス感染症の予防啓発資料より引用)

  • 〇鼻からあごまで、ヒダを伸ばしましょう
  • 〇鼻の形にワイヤーを折り曲げましょう
  • ×鼻が出ている、鼻の部分に隙間がある
  • ×あごが出ている

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は、ウレタンマスクよりも不織布マスクの着用を呼び掛けています。
これまでの国内外での研究報告でも、不織布マスクのほうがウレタンマスクよりも感染防止効果が高いと、報告されています。
WHO(世界保健機関)もマスク着用を重視しています。
無症状の感染者から感染拡大を広めないために、外出時は必ずマスク着用が必要と考えているのです。

不織布マスク ウレタンマスク 布マスク
吐き出す飛沫量(ウイルスを出す方) 80%カット 50%カット 66~82%カット
吸い込み飛沫量(ウイルスを吸う方) 70%カット 30~40%カット 35~45%カット

(理研スーパーコンピュータ富岳の研究結果より引用)

※飛沫とは…

会話や咳やくしゃみの際に口から出る細かい水滴(しぶき)のこと。
新型コロナウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
感染者は、細かい水滴(しぶき)の中にウイルスを含んでいます。
自分が感染しないためだけにマスクを着用するのではなく、他人に感染させないため、家族や友人の大切な命を守るためにも、無症状でも正しくマスクを着用することが大切です。

今週の健診スケジュール
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  • 11/22
    • 岡山東 赤坂支店巡回人間ドック
 
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